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2025/10/31

音楽業界コラムvol.13 未来の音楽を創り出すのは、いくつもの役割をこなせるアーティスト

今のJ-POPシーンを見渡すと、歌ったりパフォーマンスするだけでなく、自分自身で楽曲を作り、アレンジし、映像を演出し、SNSを通じて作品を発信する──そんな「マルチアーティスト」と呼ばれる人たちが数多く活躍しています。たとえば、作詞・作曲・編曲を自ら手がけるシンガーソングライターや、映像制作やデザインまで行うボカロP、さらにライブ演出やプロデュースまで手掛けるアーティストも珍しくありません。彼ら/彼女らは、音楽を中心に据えながらも、表現のフィールドを自在に広げ、時代の変化に柔軟に対応しています。


マルチなスキルが求められる時代

「マルチアーティスト」を一言で説明するなら、“音楽を中心に、複数の分野を横断して活動できるクリエイター”のことです。従来のように「作る人」「歌う人」「演奏する人」といった役割分担が明確だった時代とは違い、今は一人のアーティストがさまざまな工程を担うことで、より自分らしい表現を追求できる時代になりました。SNSや動画配信サイトの発達により、個人でも世界に向けて作品を発信できるようになったことで、このようにマルチなスキルを持つことがアーティストとしての大きな武器になっているのです。

ただし、ここで重要なのは「多才であること」だけではなく、その中心に「音楽家としてのコア」がしっかりとあるということです。つまり、歌や楽器演奏の技術、作詞・作曲能力、音楽理論の知識といった「音楽家としての基盤」を持った上で、その他のスキルを広げていくことが、真のマルチアーティストになる鍵です。


多才さを活かすには「音楽家としての基盤」が大切

たとえば、歌のテクニックや楽器を自在に操る演奏力があれば、自分の表現の幅が大きく広がります。さらに、自分自身の言葉で歌詞を書き、メロディを紡ぎ、編曲を考えられる作詞・作曲能力は、自分らしい音楽世界を作るための“核”です。そして、それらを支える音楽理論の知識があれば、ジャンルやスタイルを越えて自由に創造力を広げることができます。

こうした“コア”があってこそ、映像や配信、ライブ演出、プロデュース、プロモーション能力といったスキルが意味を持ち、一貫した世界観として表現できるのです。逆に、こうした基礎がないと、どんなに最新のテクノロジーや演出力を身につけても、“表現の芯”がブレてしまいます。

だからこそ、マルチアーティストをめざすなら、まず音楽家としての基礎(演奏・作曲・理論)をしっかりと身につけることが出発点です。その上で、映像編集、SNS発信、ライブ構成、音響機材操作など、幅を広げていくことで、次世代の音楽シーンで存在感を発揮できるアーティスト像が形成されます。

このように“音楽家としての核”と“表現の横展開”を両立させるためには、独学で進めるよりも、体系的かつ実践的に学べる環境を選ぶことが非常に有効です。


真の「マルチアーティスト」をめざせる環境

そんな考え方を形にしているのが、神戸・甲陽音楽&ダンス専門学校では、世界的名門校である米国バークリー音楽大学のメソッドに基づいたカリキュラムが組まれ、演奏技術や音楽理論、作詞・作曲・編曲といった音楽家としてのコアスキルを高い水準で学べる環境が整っています。セルフプロデュースや映像・ライブ制作、英語教育など、現代の音楽ビジネスに対応できる実践力も養えます。 また、4年制学科(高度専門士)も設置しているので、じっくり音楽を学ぶことができます。

Wメジャーカリキュラムによって他専攻の授業も履修可能で、音楽制作、配信、映像、マネジメントなど複数分野を横断的に学び、自分だけの表現を深めることができます。学科や専攻を越えてさまざまな学生と交流することも、大きな財産になるでしょう。

これからの音楽シーンでは、単に「歌が上手い」「楽器ができる」といった一面だけではなく、「自分がどんな音楽をどう形にし、どう伝えるか」をトータルで作れるアーティストが求められます。そのために、演奏・作曲・理論というコアを磨きながら、仲間や他分野の学生とのコラボレーション、実践的なプロジェクト参加などを通じて、自分の世界観をしっかりと確立していくことが大切です。多彩な仲間と共に刺激を受け合いながら、自分だけの音楽表現を磨いていく――その経験こそが、未来の音楽シーンを切り拓く力になることでしょう。


音楽テクノロジー科(4年制 高度専門士)スーパーマルチアーティスト本科コース

セルフプロデュース、音楽理論や演奏技術など、 充分な知識とスキルを持ち、次世代の感動を創造できるアーティストへ。

音楽テクノロジー科(4年制 高度専門士)ネットアーティスト&クリエーター本科コース

作曲、レコーディングから映像制作など最新クリエーターのジャンルを学び 「創造力」のあるアーティスト・プロデューサーへ。

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